布と肌
こんにちは。ずっと使っていた布団のシーツに穴が空いてしまいました。真ん中あたりの布が、摩擦で薄くなってしまうのですね。捨てようとしたら、母が「縦に切って端と端を縫い合わせれば、まだ使える」と言うので、直してみることにしました。
何年も使っていたシーツ…布が薄くなっているところは、補修中もビリビリビリ、と切れてしまいます。当て布をしながらミシンをかけました。
「昔の人は、こうやって直しながらものを使い続けていたんだなあ」と思いました。古くなったものは捨ててしまいがちですが、手を加えながら使っていくと愛着が増しますね。
繰り返し使いクタクタになった布は、何だか味わいがあります。ケバケバと繊維が立ったり、柔らかい肌触りになったりしていて、布の表情が出てくるのです。
人間も似ているのかも、と思いました。年を重ねることは、深い味を出していくこと。そう思えたら、一瞬一瞬のときが、豊かでこの上ないもののように感じられるかもしれません。
最近気になっている肌のシミも、勲章として捉えられるだろうか?いやいや、これは別問題…あれこれと葛藤もありますが💧
今日もありがとうございました。