数学は苦手だけれど・・・
こんにちは。最近読んだ本です。『世にも美しい数学入門』(藤原正彦/小川洋子・ちくまプリマー新書)。数学や物理という言葉を聞いただけでかゆくなってきそうな私ですが、この本の色合いと数字のロゴ、帯の似顔絵に惹かれ購入しました。
数学者の藤原正彦先生のイラストが、ご本人にそっくり!
昔の数学者のイラストも味があります。こちらはインドの天才、ラマヌジャンです。
本文の中で数字や定理が出てくる部分は、難しいので斜め読み…まっ、いいです。
以前から、音楽と数学の両方を専門としている人を知るたびに、何か共通のものがあるのかなと考えていました。藤原先生は、数学と美に関して何度も言及されています。すっきりとした定理の証明などは、芸術そのものなのかもしれないと思いました。
あとがきで藤原先生は、『数学や文学や芸術でもっとも大切な美と感動は、そんなに役には立たない。けれど、“生まれてきてよかった”と感じさせることで、本質的に人類の役に立っている』と述べていました。励まされる言葉でした。
今日もありがとうございました。