旧暦のお話

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  『日本の七十二候を楽しむ〜旧暦のある暮らし〜増補新装版』(白井明大・角川書店)

 

  おはようございます。

 

  以前から気になっていた旧暦。本屋さんで歳時記の本を探し、最近は今日がどんな日か確認しながら暮らしています。おもしろいです。

 

  この本によると…旧暦では、新月の日が毎月一日となります。季節は、一年を四等分した四季と、二十四等分した二十四節気、七十二等分した七十二候という区分になっています。

 

  二十四節気は、立春春分など馴染みがあります。七十二候はそれぞれの呼び名が文で表わされており、昔の人は風情があるなあ…としみじみします。

 

  例えば、今日2/18は七十二候では『土脈潤い起こる(どみゃくうるおいおこる』です。解説には、「早春の暖かな雨が降り注ぎ、大地が潤い目覚める頃」と書かれています。

  2月18日は数字で見ると2と18ですが、「大地が潤い目覚める頃」なんて言われたら、イメージがふわーっとですねえ。なんかいいじゃないですか。豊かな心持ちになりますよね。

 

  ちなみに、2/23は『霞始めてたなびく(かすみはじめてたなびく)』です。「春霞がたなびき、山野の情景に趣が加わる頃。遠くかすかな眺めが、ほのかに現れては消える移ろいの季節」だそうです。

  ははー。移ろいの季節…趣がありますね。解説の言葉、そのままですが💧

 

  四季の変化に目と心を開きながら暮らしていた人達の息づかいが、伝わってくるようです。今はまだ冬の天気ですが、春のはじまりを意識して見つけたいなと思います。

 

  ここのところ気になって調べている旧暦のお話でした。今日もありがとうございました。