ニャンコ先生
こんにちは。
ご近所にオレンジ色の猫がいます。
とら猫なので、ニャンコ先生と勝手に呼ばせてもらっています。(昭和の漫画・いなかっぺ大将で、主人公の大ちゃんに柔道を教えている猫の先生の名前です。とら猫で、お腹が出ているところが似ています。古いですよね…💧わかりますか?)
近所のニャンコ先生も、ぽっちゃりとした大型の猫。性格も温厚です。見かけると、いつもなでています。気持ちよさそうに目を閉じたり、「ちょっとなでてください」という感じでゴロンと横になったりするので、すっかりファンになってしまいました。
今までは犬派だったのですが、猫がこんなにかわいいとは…!なでなでしているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。
あまりのかわいさに、「かわいいよ〜!う〜ん、かわいい。あ〜、かわいい」と連呼。あやしい人と思われるので、気をつけなければいけません。
みなさんの近くに動物はいますか?一匹いてくれるだけでも、ほんわかしますよね〜。
今日もありがとうございました。
羊の毛の匂い
おはようございます。
春になってきましたが…帽子が二つ出来ました。三國万里子さんデザインの帽子、ポンポンはつけずにちょこっとサイズも変えてあります。
二つとも、毛を染めていない自然の羊の毛糸で作りました。白い方の毛糸は、羊の匂いがすごくしました…懐かしい〜。
ずっと前になるのですが、糸紡ぎ・染色・はた織り講座に通っていたことがあります。その講座で糸紡ぎのときに使っていた羊毛の匂い。動物特有の鼻の奥に残るような匂いが、よみがえってきたのです。嗅覚は、記憶をくっきりと写し出しますよね。
当時、私は落ちこぼれの生徒でした。糸紡ぎがうまくできなくて、糸が切れてばかり。紡いだ糸を染め、織り機で織るのですが、しっかりと紡げていない糸なので切れる切れる…いっこうに織ることができません。
仕事と講座の日が重なると授業を欠席していたので、作品作りはさらに遅れます。おまけに遅刻魔。ほんとにすみませんでした💧
あるとき、生徒さん達みんなで食事に行きました。はた織りの上手だった女性の方に、「私は作るのも下手だし、欠席するし遅刻するしでもうダメです」と泣き言を言ったのです。その方の返事は、意外なものでした。
「あなたはそのままでいいのよ。そのゆっくりなペースがあなただから。あなたはあなたで、それでいいの」
丸めていた背中がすっと楽になるような感覚でした。認めてもらえると、気持ちも切り変わり何とかしようとするものです。その後は夜間の補修に通ったり先生に手伝ってもらったりしながら、作品を仕上げたのでした。
たぶん今でも、糸紡ぎとはた織りはうまくできません。けれど、あの女性の方にかけてもらった言葉は私の中で力となっています。羊の毛の匂いと一緒に、思い出もめぐっていました。
今日もありがとうございました。
旧暦のお話
『日本の七十二候を楽しむ〜旧暦のある暮らし〜増補新装版』(白井明大・角川書店)
おはようございます。
以前から気になっていた旧暦。本屋さんで歳時記の本を探し、最近は今日がどんな日か確認しながら暮らしています。おもしろいです。
この本によると…旧暦では、新月の日が毎月一日となります。季節は、一年を四等分した四季と、二十四等分した二十四節気、七十二等分した七十二候という区分になっています。
二十四節気は、立春や春分など馴染みがあります。七十二候はそれぞれの呼び名が文で表わされており、昔の人は風情があるなあ…としみじみします。
例えば、今日2/18は七十二候では『土脈潤い起こる(どみゃくうるおいおこる』です。解説には、「早春の暖かな雨が降り注ぎ、大地が潤い目覚める頃」と書かれています。
2月18日は数字で見ると2と18ですが、「大地が潤い目覚める頃」なんて言われたら、イメージがふわーっとですねえ。なんかいいじゃないですか。豊かな心持ちになりますよね。
ちなみに、2/23は『霞始めてたなびく(かすみはじめてたなびく)』です。「春霞がたなびき、山野の情景に趣が加わる頃。遠くかすかな眺めが、ほのかに現れては消える移ろいの季節」だそうです。
ははー。移ろいの季節…趣がありますね。解説の言葉、そのままですが💧
四季の変化に目と心を開きながら暮らしていた人達の息づかいが、伝わってくるようです。今はまだ冬の天気ですが、春のはじまりを意識して見つけたいなと思います。
ここのところ気になって調べている旧暦のお話でした。今日もありがとうございました。
焦らず、一歩一歩
曇りガラスの向こうの朝。一日が始まります。
おはようございます。
編み物をしていると、ずっとお世話になっていたピアノの先生の言葉を思い出します。
「ゆっくりでいいから、一音一音を丁寧に弾きなさい。練習を重ねていたら、いずれよい速さで弾けるようになるから」
…新しい曲にチャレンジしているとき、CD演奏のようなスピードで無理して弾いてしまうことがあります。かっこよく弾きたいのです。けれど、ちゃん弾きこなしていないうちにスピードだけ合わせて弾いていると、音が抜けたり粗い演奏になってしまいます。
そんなとき先生は、とにかくゆっくりひとつずつ音を確実に弾くように…と指導されていました。
私は何かにつけそうなんですが、編み物も編むスピードが遅いのです。時間かかりすぎ〜と思い早く手を動かすと、間違えるし編み目は乱れてしまう。ピアノと一緒だなあと思います。
うまくできなくても一目ずつ丁寧に編んでいけば、繰り返しているうちに手の動きはスムーズになり、編むスピードも自然と上がっていきます。
何事にも、通じることかもしれませんね。焦らず、一歩一歩。必ず身についているし、続けていくと成長した自分に出会えます。先生の言葉を胸に、じっくりと目の前のことに向かい合っていきたいです。
今日もありがとうございました。
セーターができました!
こんにちは。
ずーーーっと編んでいたアランセーターが完成しました!果てしない道のりだったので、出来上がったことが信じられない気持ちです。
模様編みの練習から始めて、鹿の子編みも手探り状態。襟のゴム編みは何度編み直したことか…ううう、感激です。ほめてくれる人がいないので、自分でほめよう。
手編みのセーターは、暖かいですね。一目ずつ編んでいるから空気が入るのでしょうか。今日のような吹雪の日でも、ぽかぽかします。
作ったものを、こうやってブログで紹介できるのもありがたいことです。見てもらえると嬉しいですよね。セーターも喜んでいる気が…感謝です。
今日もありがとうございました。