瞑想道場

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  夕暮れ時の土手の道。太陽が何層もの色に形取られています。

 

  こんにちは。普段から人と会う機会が少ないですが、コロナ、コロナの最近は本当に会わなくなりました。みなさんはいかがですか。7割から8割、人との接触を減らす時期なのですものね。大変なことです。人と会って話すことは、ありがたいことだったのだとしみじみ思います。

 

  沈黙と言えば…30代のときに京都の瞑想道場に行きました。当時通っていたヨガの先生からいいよ〜と勧められたのでした。瞑想道場、今もあるのでしょうか。

  携帯、本、書くものなどは道場に入る前に没収され、一週間くらい『話さず、読まず、書かず』ひたすら瞑想する合宿でした。女性8人くらいの大部屋にいたので、喋りたくなるんですよね。みんな我慢していましたが、後半はジェスチャーで会話してました💧「私、これが必要」とか「それ貸して」とか、体を動かすと意思の疎通ってできてしまうものなんですね。

 

  合宿最終日は、会話が解禁になりました。同世代の女性部屋だったので、寝る間も惜しんで喋り続けます。すごい人達がたくさんいました。アマゾンに行って銃で狙われ死にそうになった人、四国遍路を野宿で回った人…みんなの話が現実だとは思えず、夢かな?と錯覚しそうな感じ。私も旅が好きだったので、刺激を受けその後四国の遍路に旅立ったのでした。

 

  世界の人々が引きこもり生活。生きている間にこんなことが起きるなんて思いませんでした。この先には何があるのでしょうか。自粛が解禁されたとき、真っ先に何をするのだろう。

  特殊な環境にいて、人々は力をためているのかもしれないと思います。会話を禁止されてジェスチャーが発達したみたいに、苦しいけれどそれぞれこの時期にしか身につかないものを得ているはず。きっと自分自身に一番伝えたい言葉なのだと思います。

 

  今日もありがとうございました。