小さな人

  広い海の前では、小さくて小さくて小さい。でも、ちっぽけな存在だからこそいいのかもしれませんね。

  こんにちは。コロナ騒動が始まってからどのくらいの月日が経ったでしょうか。

  自粛や制限によりいろいろなものが削ぎ落とされたとき、私の中では自然と自分との対話が始まりました。会話が進むにつれて出てきたのは、小さな自分でした。今まで情けないからなるべく見ないように、恥ずかしいから隠していたのに、ぼわーんと姿を現してきてしまったのでした。あちゃちゃちゃ。物事の本質がクリアになる流れによってなのか、閉じ込めていた自分がくっきりと顔を出してきたのです。

  その小さな自分はすごく怖がりで、「できない。無理だ。ダメだ」とガクガク、ブルブル震えまくっています。先のことを心配するあまり、大事なことから逃げてしまったり…。ネガティブな考えが好きみたいで、いくら励ましても元気になりません。手に負えなくなり、封印していました。

  けれど、最近は存在を強くアピールし始めて、見ないふりもできなくなってしまいました。思い切って対面してみたら、やたらと怖がっているのは何とかしたい気持ちの裏返しだったり、逃げることでストレスを減らしていたりしたことがわかりました。

  ああー、私小さい。でも、この小さい自分と付き合っていかないと、これから先もきっと堂々めぐり。手を組んで、何とかやっていかないと。小さくない方の自分も、全然大きくないし結構しょぼくて頼りにならないんだけれど…もう仕方ありません。

  何かしようとすると、怖がる自分の内部の人。その言い分を聞きながら、折り合いをつけてやっている今日この頃です。不安になっている気持ちも充分に吐き出すと、少し軽くなるみたいですね。最近の発見でした。

  今日もありがとうございました。